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東西南北

2006年2月15日(水)

 連邦会計検査院(TCU)のナルデス院長は十三日、政府が実施している連邦道路の穴埋め補修工事のズサンさを批判。マット・グロッソ州の国道七〇号線では二週間前に行われたばかりの舗装がすでにはがれているという。工事開始直後から専門家らも「お化粧」と補修工事を問題視していた。
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 司法審議会(CNJ)が定めた、司法官の配偶者や三親等までの親類を信用職からはずす期限が十四日に迫る中、四カ所を超える裁判所は十六日の最高裁判断を待つことを理由に期限を破る構えをみせている。CNJが期限を延長する可能性もある。
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 二年前にバス強盗を働き刑務所に送られたダニエル(28)は、初犯だったため昨年末に仮出所した。しかし麻薬を使い出し、妻に愛想をつかされたため、今年初めには刑務所に戻りたいと裁判所へ申し出て願いがかなえられた。麻薬の症状でウツ状態のダニエルは面会を拒絶しており、精神状態の確認が予定されている。社会への適応に失敗し、自発的に刑務所に戻る元犯罪者は全国で年間三人ほどいるという。
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 ルース駅で三月二十日、ポルトガル語の歴史と語源展が開催される。ポルトガル語は、ラテン語族の中でラテン語圏のへき地にあり時代の変遷から取り残されたため、語源に最も近い語族として残り、いわば兄貴分に当たる。世界には二億七千万人のポルトガル語使用者がいる。その後ブラジルへ移住し世界の人種が集まる中で、ポルトガル語を親に持つブラジル語を生み出した。ブラジル語は、種々雑多の民族を結びつける統一言語と独特の文化になった。