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コラム オーリャ!

 青年派遣事業を進めてきた日本ブラジル交流協会は、思った以上に日系社会とのつながりが深い。移民研究に数多くの功績を残した斉藤広志さんが創始者。「百年の計には人を植えよ」の思想に共鳴した、サンパウロ人文科学研究所の宮尾進顧問、故・田尻鉄也さんらも協力した。日伯文化協会会長を務めた相場真一さんも。そのほか数多くのコロニア関係者が関わってきた。去年、事業中止の報が流れたときも大きな波紋を広がった。
 派遣事業開始から二十五周年。日系社会とともに歩んできた歴史、とも言えるのではないか。三月十日午後七時からは「ブラジル留学研修制度二十五周年・感謝のつどい」が文協貴賓室で行われる。去年四月に来伯し、約一年の研修を終えた二十五期生が運営。「日系社会にお礼がしたい」との気持ちを込めての会だ。    (南)

   06/02/11