現在問題になっている「tofu en conserva」とは、中国や台湾料理に使う「腐乳」。これは塩水のなかで豆腐を発酵させたものでそのまま食べたり、調味料として使うようだ。
それが十四世紀頃、沖縄に伝わり、「豆腐よう」となっているが、熟成などにみるその製造法は大きく異なる。
豆腐よう食べたさに、件の食料品店で腐乳を買ったものの、「口に合わず捨てた」という弊紙編集部員もいるから、味も全く違うもののようだ。
知り合いの台湾料理店の店主に話を聞くと、炒め物や麺類などが中心のその店では使わないという。家庭でも、「年寄りが食べるもので若い世代はあまり食べない」とか。
「臭豆腐」というものもあるようだが、食料品店からは現在、関連商品は姿を消しているようだ。 (剛)
06/02/10