2006年2月8日(水)
【レジストロ、既報関連】レジストロ第五支部(ラポーザ)で去る十二月二十四日、会館建設五十周年祝典が行われ、その日、五十年前に敷地に埋め込んだ「タイムカプセル」が、掘り起こされた。しかし、既報のように、カプセルの中の「証拠品」は、硬貨を除き、すべて腐食しており、祝典参加者を失望させた。
当日、参加者の有志は、「再び五十年後に開けよう」と、タイムカプセルを埋めることを合意していたが、去る一月二十九日、実行に移した。カプセルに入れたのは、祝典参加者名簿、関係書類、写真、祝典を報じたニッケイ新聞の記事切り抜きなど。今度は腐らないように、慎重に防水、防湿を容器に施した。容器と一緒に、五十年前の会館定礎式の日の年月を彫ってあるコンクリートのカプセルの蓋(ふた)も埋め込んだ。
関係者は「きょうから五十年後は、定礎式の日から数えると百年(一世紀)になる。きょうから半世紀後の祝典は、興味深いものになるだろう」と話し合った。
半世紀は、長い年月だ。現存者のうち、誰が生き残っているかわからない。年配の人たちは、二十代の若者たちに「よく見て、おぼえておけよ」と留意をうながしていた。(清水敏夫さん通信)