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強盗がメトロ停める=追われて反対路線に逃げ込み

2006年2月7日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ市パウリスタ大通りの地下鉄トリアノン駅で三日、警官に追われた路上強盗犯人が反対路線に逃げ込んだため、運転が十二分間にわたり停止される事態が発生した。
 同大通りのブラデスコ銀行パウリスタ支店の前で午後一時二十五分、四人組の強盗が銀行で金を降ろした二十二歳の男性をピストルで脅し現金を強奪した。
 パトロール中の警官が犯行を目撃、追跡が始まった、一味はトリアノン駅に駆け込み群衆にまぎれて逃亡を図ったが三人が取り押さえられた。残り一人は逃げ場を失い構内から飛び降り、反対路線づたいに逃走した。
 メトロ側は犯人が電線に触れ感電死する危険性とショートを起こすのを怖れ、ただちに電源を切り送電を停止した。
 このため運転は午後一時二十七分から十二分間にわたり中断した。メトロ側では空いている時間帯でさほど影響はなかったとしているが、労組では約一万人が迷惑をこうむったとして防犯対策の強化を要求している。

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