2006年2月4日(土)
セーラサンパウロ市長は一年の市政を省みて汚職がはびこり、三〇年代のシカゴだという。同市長は近日、反汚職条例を制定し、監督官を監督する機関を設けるという。飯炊きのために飯炊きを雇うというのだ。監督は外部の監査企業に委託し、市の監督官を監視する。特に建築基準法の監督管理を行う市職員が、住宅の修築や違法建築などで不正を行うのを取り締まる。ここでは、見逃しや恐喝まがいのユスリが行われているらしい。
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リオでは雨が降りすぎて、イエマンジャに蛇口を締めるようにお願いした。一方、セアラー州では百八十四郡中、百四十一郡が干ばつで非常事態を宣言した。ピアウイ州も同様である。市や郡は予算がないと給水もしていない。市民は干上がった湿地帯へ行って穴を掘り、湧き上がる泥水を集めて渇きを凌いでいる。
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アンシエッタ街道はKm四〇からKm五五地点を再舗装工事のため、二月から五月まで四か月間の交通止めを行う。リアショ・グランデは二月から十二月まで、インターチェンジと南北線の立体交差を工事する。海岸線のマノエル・ダ・ノブレガ街道は六月から十二月、Km二七〇からKm二九二まで再舗装工事を行う。サントスからグアルジャをつなぐコネゴ・ドメニゴ・ランゴーニは〇六年と〇七年、信号や交差の除去工事を行う。工事は月曜から土曜の午後八時まで。
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サンパウロ市はプラッサ・ローズベルトの化粧直しを行う。市立校とスーパーのポン・デ・アスーカルは、解体する。軍察と市警本部は、一時移転または永久移転。コンソラッソン教会の鉄柵はどうなるのか、マタラゾー伯や市長も知りたいところ。新しいプラッサは、庭園と散策道が設けられる。
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EU(ヨーロッパ共同体)はサンパウロ市へ、社会疎外者の社会復帰のために二千二百五十万レアルを寄付するという。市社会福祉課は、市内在住の低所得者の職業訓練やホームレスの補導に使う計画である。ホームレスの補導事務所を四箇所開き、彼らの生活改善に努める。