ブラジル日本語センター教材部には四つのグループがある。「絵カード」が昨年に解散。ほかのグループで、同様の意向を示しているところも出始めた。
関係者は「一応の役割は、もう終わった」と明かす。これまでの仕事を評価してくれていない、というニュアンスも込められている。
同部は旧日本語普及センターが設立した時に、柱の一つとして考えられていた。その後、学習動機が多様化。自己革新していかなければならなくなった。
運営側は「教材開発を止めるのではなく、新しい時代に合わせた教科書づくりをしていきたい」と語る。現場との受け止め方に、温度差があるようだ。
教材開発は日本語教育をする上で不可欠な部門だ。誤解に基づいた、決裂だけは避けたい。 (古)
06/02/02