2006年1月27日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】ペルーのアレキパ市で二十四日午前二時ごろ、ブラジル人大学生四十人を載せた貸切バスが横転し四人が死亡し二十五人が負傷する事故が発生した。乗客はいずれもミナス連邦大学の在学生らで、ヴェネズエラのカラカス市で開催中の世界社会福祉フォーラムに出席するためにチャーターしたものだった。バスはミナス州ベロ・オリゾンテ市のバス会社所有で、同地を十九日に出発、カラカス到着は二十二日の予定だったが悪天候で遅れていた。当所はポルト・ヴェリオからカラカス市に入る計画だったが、道路がないことからボリビアからペルー、エクアドルとコロンビアの太平洋岸沿いにコースが変更された。
事故はアレキパ市の山岳地帯で、急カーブでハンドルを取られて横転し、車体は大岩石に衝突した。死亡した四人はほぼ即死の状態だったが、二十五人の負傷者は腕や足の骨折や打撲で近くの病院に収容された。うち一人は骨盤骨折で重体となっている。
政府では事故を重視、二十四日に軍用機を現地に向かわせて負傷者を帰国させることとした。大学当局も関係者と付属病院の医師を現地に派遣した。