2006年1月24日(火)
五年に一度、世界の沖縄県系人が集う「第四回世界のウチナーンチュ大会」が今年十月、沖縄県で開催される。開催に先立って、各国の県系人に大会参加を呼びかける県の海外キャラバン隊が今月末から南米四カ国を訪れる。サンパウロには二月三、四日の二日間滞在。四日午後三時から、沖縄県人会館で説明会と懇親会が行われる。
世界のウチナーンチュ(〝沖縄の人〟の意)が母県で交流を深め合う、ウチナーンチュ大会。一九九〇年にはじまったこのイベントも今回で四回目を数える。
二〇〇一年十一月に開かれた第三回大会には、世界各国から四千人あまりが参加。ブラジルからも、中南米で最多の約五百人が参加した。
期間中は、郷土芸能祭やスポーツイベント、各国参加者によるシンポジウム、沖縄移民史の紹介展示など、各種のイベントが実施され、四日間で約二十六万人が訪れた。
開催にあたり、沖縄県では、大会の概要を説明し参加を呼びかける海外キャラバン隊を世界各地に派遣している。南米訪問後は、五月に北米各地を訪問する予定だ。
このたび南米を訪れるキャラバン隊は、沖縄県の松本真一・観光交流統括監を団長とする五人。一行は二十九日に開かれるペルー沖縄県人移住百周年式典にあわせてリマを訪問。サンタクルス(ボリビア)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)をまわった後、サンパウロには三、四日の二日間滞在する。
サンパウロでの説明会は、四日午後三時からブラジル沖縄県人会館(サンパウロ市トマス・デ・リマ街72)で実施される。会場では稲嶺恵一沖縄県知事のメッセージ紹介のほか、今年の大会のプロモーションビデオ上映、懇親会などが予定されており、県人会で参加を呼びかけている。
問い合わせは沖縄県人会(電話3106・8823)まで。