2006年1月14日(土)
三十八年の歴史に幕――。ヴァリグ航空が日本―ブラジル間を結ぶ直行便を廃止する。最終便は十四日午後七時成田空港を発ち、十五日午前七時十分にグアルーリョス空港到着予定(いずれも現地時間)のRG8837便。この直行便の運航は、日本企業のブラジル進出ブーム直前の一九六八年にスタート。里帰りの移住者やデカセギの顧客も多かった。
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JBC出版社の情報誌『MADE IN JAPAN』は、このほど記念すべき第百号。九年を要している。特集記事は「日本を愛する百の理由」。だれが「愛する」のか主語は特定されていない。古くからのブラジル人の興味「芸者」「浮世絵」、新しい「秋葉原」「合法的労働」など、百のことばが、ポ語・日語対訳で紹介されている。日語など要らないだろう、と日本人は言うかもしれない。そこは、同出版社のこだわりの強いところ。
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サンパウロ市内の日系団体が役員改選をするため、日本語で定款改正を行い、公証翻訳人にポ語の翻訳を依頼した。しかし、その文章をみた別の翻訳人が、法文にふさわしくないと主張。改正案をつくり直し、日本語に翻訳した。今度は、日本語の意味が当初の案と異なる部分が出てきた。臨時総会で承認されたのは最初の案だったので、一悶着が起こった。検討を重ねた結果、元の案で選挙を行うことに。まあ、また臨時総会を開けば済むことなんだけど……。