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穴埋め工事たけなわ=雨での中断の挽回に躍起

2006年1月11日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】年初からサンパウロ市内の街路の新舗装工事が急ピッチで進められている。工事はセーラサンパウロ市長の公約であり二〇〇五年中に二二八キロを完遂するとしていたが、年末の雨のために工事が中断したため、その遅れを取り戻すために」拍車がかかっているもの、同市長によると、今月中には全てを終わらせたいとしている。このため通常この種の工事は夜間のみに行われるが、現在は昼夜を通して貫工されている。学校が休暇のために交通量が少なく渋滞は見られないものの、工事による徐行や迂回を余儀なくされたり夜間の騒音に悩まされている市民も多い。またアスファルトを削り新しく舗装するため道路の表面が不規則でとくにオートバイなどの事故が多発している。
 セーラ市長の意向はサンパウロ市全域二二八キロに及ぶ街路を修復すもので、先月末までに全長一四五キロを完了している。これはマルジナル・ド・チエテ通の往復車線の三倍に相当する。残り八三キロ(同通りの二倍に匹敵)を今月中に終わらせるもので、先週末の好天のおかげで一〇キロはかどったという。修復工事は歴代市長の課題となったが、これまでの最高はエルンジナ元市長の一八〇キロとなっている。マルフ元市長は一五キロ、ピッタ元市長に至ってはわずか五キロ、マルタ前市長は一一六キロの記録となっている。しかしマルタ陣営ではバス専用路線の舗装を含むと三〇〇キロに達したと主張している。