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東西南北

 サンパウロ州市警が6日朝、大サンパウロ市圏マイリポランで、45歳のジョゼ・エジウソン・デ・オリヴェイラ容疑者を誘拐ならびに強姦の疑いで逮捕した。同容疑者は5日夜7時頃、学校から帰宅中の13歳の少女をナイフで脅し、仕事先の農園で1度、車の中で2度強姦した後、少女を縛ってゴミ袋に入れ、橋から10メートル下の川に投げ捨てた。だが、少女は縄をほどき、泳いで川辺までたどり着いた。同容疑者に見つからないよう未明まで川辺で待った少女は、林の中を歩き、警備隊の駐在所にたどりついた。早朝に到着した警備員が事情を聞き、犯人逮捕につながった。少女の生命力に驚くが、彼女の心の傷を思うと心苦しい。
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 32歳の盲人女性がサンパウロ市中央部サンタイフィジェニア高架橋の管理状況の悪さを市に申し立てているが、聞き入られない状態が続いている。この女性は盲導犬を連れ、同高架橋を通勤の行き帰りに利用しているが、10月29日に、蓋が開いていた排水溝に足を踏み入れたためにジーンズが切れ、足に切り傷を負ってしまった。女性は市に苦情を申し入れたが、改修は行なわれないまま。市の対処を願いたい。
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 きょう8日、全国選手権のパルメイラス対アトレチコ・ミネイロ戦はパカエンブー・スタジアムで行なわれる。パルメイラスとしては今日を新スタジアム、アリアンツ・パルケの?(こけら)落しにしたかったが、消防法上で必要な書類が期限に揃わずに流れた。?落しは19日か20日が有力。それが流れると25日開催のポール・マッカートニー公演の方が先になる。