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地下鉄バス乗車で3レアル=今月30日から一部路線で利用開始

2005年12月27日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】サンパウロ市内での複数回乗車券(ビリェテ・ウニコ)の新システムによる実施が三十日から一部で始まる。新システムでは一回三レアルで二時間以内に四回の乗車が可能となる、ただしメトロあるいは電車は一回のみで、市営バスが三回となる。
 来年五月以降は全線で利用できるが、とりあえずメトロはアナ・ローザ=ヴィラ・マダレーナ間のみで、パウリスタ鉄道の電車はオザスコ=ジュルバトゥバ間に限定される。市営バスはサンパウロ市が、メトロと鉄道はサンパウロ州がそれぞれ管理していることから思惑の違いで値段設定が遅れていたが、ようやく折合いがついて三レアルに落ち着いた。
 これまではバスが二レアル、メトロあるいは電車が二・一〇レアルの計四・一〇レアルで、同券を利用すると四回バスが利用できた。今後は一・一〇レアルの値下げだが、バスの利用回数が一回減ることになる。新システムでは高齢者の無条件パスは来年三月から、身体障害者は四月から、学生は下半期に通用される。新システムの詳細はwww.sptrans.com.brのサイトで紹介されている。