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「コチア青年の森」造成=最終植樹、有志100人参加=国士舘Sセンターに3回で2508本

2005年12月22日(木)

 コチア青年連絡協議会(高橋一水会長)は、去る十三日午前八時から、国士舘スポーツセンター内で「コチア青年の森」造成のための最終植樹を行った。約百人が参加し、残り約千本の苗木を植えた。今年、自分史「草原」でコロニア文芸賞を受賞した野沢今朝幸さん(73)と旭日双光賞の叙勲を受けた故・地坂満夫さんの祝賀会、また忘年会もあわせて行われた。
 記念植樹は、過去二回実施し、カブリウーバ、セドロローザなど五十種類約千五百本の苗が植えられてきた。この日で二千五百八本(コチア青年移住者総数と同数)の植樹を達成。青年の森造成委員会の黒木彗委員長が植樹達成報告をしたあと、この事業に協力してきた植物学者の橋本梧郎さん、助手のアントニオさんや技術指導者の山添源治さんに謝辞が述べられた。
 高橋会長は「移住五十周年記念行事である式典、植樹はみなさまのご協力のおかげで達成できました。また、コチア青年はまだまだパワーがある」と賞賛した。
 午後からは、祝賀会が行われた。地坂さんは今年八月、七十二歳で死去。この日はアチバイア在住の昌子未亡人が出席し、高橋会長から記念品が贈呈された。また、永山八郎相談役が野沢、地坂両氏に対して祝辞を述べた。
 最後には忘年会が行われ、コチア青年の更なる発展を誓って乾杯の音頭が未来の「コチア青年の森」に響きわたった。