2005年12月21日(水)
ペトロブラスと日本アルコール販売株式会社は十九日、日本のアルコール市場開拓を目的とした合弁会社(ジョイントベンチャー)を設立する契約に調印した。
新会社は各社が五〇%を出資して設立され、ペトロブラスからブラジル国内で製造されたアルコールを買い上げる。
二〇〇八年までの事業開始を目指し、現在のブラジル国内生産量の約一割にあたる十八億リットルの年間輸出を見込んでいる。
ペトロブラスでは今後一年半以内に、最初の積荷二千万リットルを輸出する考えを示した。
同社はさらに、日本政府がガソリンのアルコール混合割合を現在の三%から一〇%まで認めた場合、さらに六十億リットルの輸出増が可能になると試算。これを報じたフォーリャ紙も、今後アルコール製造業者のサトウキビ作付面積の拡大、新プラント建設などの新規投資、雇用の増加が見込まれるとしている。