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創立者の伝記を出版=35周年の節目迎える=理事長ら年末あいさつ=希望の家

2005年12月16日(金)

 本年もみなさんにお世話になりました――。
 知的身体障害者入居施設、希望の家福祉協会の木多喜八郎理事長、大野吼三会計理事、池田光明書記理事の三理事が十三日、コロニアに向け年末のあいさつのため来社した。
 今年十月には文協大講堂で創立三十五周年記念式典を挙行、創立者の市川幸子さん(1927~2001)の生涯を綴った本『希望の道』(ポ語のみ)も刊行するなど、希望の家にとって節目の年となった。
 大野会計理事によれば、月にかかる運営費は約十五万レアル。七十代の高齢者も含め、九十三人の入居者が生活している。
 入居費や会費、個人からの寄付のほか、リッファの発行やバザーなどを開催、運営費に充てているが、「歌謡祭やゴルフコンペなどを主催して寄付してくれる団体などの協力も大きい」とコロニアの浄財が運営維持を支えていることを説明する。
 来年は入居者が気持ちよく過ごせるよう、老朽化が進んでいる施設の改修に力を入れるという。
 三理事は「おかげさまで赤字を出さずに新年を迎えることができます。これからもよろしくご協力ください」と笑顔で話した。