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東西南北

2005年12月10日(土)

 二〇〇六年度予算案の国会承認をめぐって与野党間の攻防が激しさを増している。十分な審議が必要として野党は来年一月に臨時国会の召集を要求、十五日までの表決に反対の立場を崩さず、与党労働者党は暫定令発令の可能性も含め、年内の承認を強行する考えでいる。
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 ブラデスコ銀行タボン・ダ・セーラ支店の支店長は八日朝七時の出勤時、自宅前で四人組に襲われた。賊は時限爆弾を支店長の腰に取りつけネクタイに監視カメラを装填、銀行へ現金を取りに行くよう強制した。支店長が車にのり、賊が尾行した。銀行に到着すると賊は外で支店長を見張っていた。支店長は行員にメモを渡し、行員が警察へ連絡、事件は未遂に終わった。署員らが駆けつけると時限爆弾はオモチャで、監視カメラは故障していた。
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 ブラジリアからサンパウロに向かう飛行機にパイロットの制服を着て乗り込み、飛行中に操縦室に入ろうとしたがニセモノと見破られた男が八日、身分証偽造の疑いで連警に逮捕された。公務員の容疑者は子供のころからパイロットになるのが夢で変装を決意したと動機を供述。
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 三カ月前には干ばつで川が干上がっていたパラー州マナカプル市に雨が戻り始め、漁ができず伝染病に苦しんでいた地元住民はほっと一息。
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 ブラジルで一九五七年から生産が続いている車、コンビのフレックス燃料車仕様車が来年にも登場する予定。フォルクスワーゲンは三千台の販売を見込む。従来モデルに比べエンジンのパワーが二五%アップ、燃費も三〇%上がるという。お値段は三万六〇〇〇レアルから。