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大耳小耳

2005年12月08日(木)

 岐阜県人会便り(十月号)は日本語四ページ建てだが、うち三ページが、山田彦次会長の日系社会立て直し提案でぎっしり埋められている。言いにくいことも言っている。小見出しのいくつかは「奉仕の精神はどこへ?」「恩恵を期待する役員」「創立者の精神はいずこ?」「日系社会の病巣」「『おひねり』を期待してよいのか?」「慈善の押し売り」「政治化した団体運営」など。読みたい人はぜひ岐阜県人会に特注を。
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 南米一の規模を誇るサンパウロ蘭展だが、これだけはない。パフィオ種はマニア好みで有名だが、その中でも〃女王〃の異名を持つパフィオ・サンデリーノは別格だ。ベトナム原産で、花びらの一部がぐるぐる螺旋を描いて伸びる外観が特徴。地面に届くまで六十センチ以上になることもあるとか。「自然の状態なら、先っぽが地面に届くまで伸びつづける。そこからアリが上って交配を助けるように進化したのです」と森本会長。それを聞き、なるほど〃最も進化した植物〃と言われるだけあると納得。
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 三重県に居住する発明家、福本和郎さん(74)が、ブラジルの土壷を利用した浄水器を開発中で、調査のために来伯している。同氏はこれまで、介護ベッドやカプセルハウスなどを発明してきた。紫イッペーに魅せられて、健康食品の輸入にも乗り出した。浄水器と並んでつくっているのが、野菜・果物の保存シート。マイナス・イオン効果で鮮度を長持ちさせるという。三重県のビジネス・コンペに応募。作品が認められれば、県から補助金が出るそう。