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軍警、未成年者3人を射殺=誤射と家族が告発、内部捜査開始=リオ

2005年12月07日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】ニテロイ市のファベーラで三日、軍警らが麻薬組織との銃撃戦で未成年者三人を含む四人を射殺し、未成年者の被害者一人の家族が無実を主張し誤射を告発したことから、軍警風紀検査官が内部捜査を始めた。
 軍警らは同市のファベーラ、モーロ・ド・エスタードを麻薬捜査のため急襲したところ、組織の一味と撃ち合いになり四人を射殺した。四人は機関銃やピストルのほか麻薬を所持していた。このうち射殺された十一歳の少年の家族が、少年は組織と関係がなく、買物に出た際に誤射されたと告発したため、当局では警官らから事情聴取を始めた。
 警官らはファベーラに着くと同時に一味が発砲してきたと証言している。当局では死体を司法解剖して検死するとともに、発砲する時に指に付着する硝煙の有無を調べて犯罪を証明するとしている。未成年は逮捕されないため、見張り役に立てるのが麻薬組織の常套手段となっている。