2005年12月03日(土)
谷口雅春大聖師御誕生日記念および生長の家総裁法燈継承日記念の式典が、十一月二十七日午前九時から行われ、ブラジル伝道本部大講堂には約千二百人が集まって盛大に祝った。
ブラジル国歌が斉唱されたあと、岩坂吉彦本部理事長が式辞をのべた。谷口大聖師が著述した『生命の実相』全四十巻はあわせて約百二十万組が販売された。「生涯に書いた本は四百冊にものぼり、すべての売れた著作を積み重ねると富士山よりも高くなる」と語り、その功績を振り返った。
続いて、修祓(おはらい)では、中村真三郎祭員が払い串を振りはじめると、ザザザッという音と共に来場者の大半を占めるブラジル人信徒らは背筋を伸ばし、顔前で合掌した。
向芳夫祭司(南米教化総長)による招神歌(かみよびうた)、祝詞奏上、さらに体験談発表が行われた。
サントアマーロから出席した男性ブラジル人信者は、自分が経営する会社の運転資金にも欠き、借金が増えるばかりで最悪の経営状態のときに入信し、その後、本に書かれたことを実践した結果、好転してきていると発表し、拍手を浴びた。
さらに伝道本部の岩坂理事長から、感謝状が十一人に授与された。日本語組織教化支部からは中村晃児、佐々木米造(ABC)、村岡忠雄(聖北第一)、青木実(サントス第一)、上野精一(聖南西)ら五氏が選ばれた。
記念講演で向教化総長は、生長の家独自の瞑想法で、自分が神の生命であることを心の目で念じつづける「神想観」の重要性を語りかけた。最後に誕生日のケーキカットを行った。
広報によれば、ブラジルの潜在信徒数は百五十万人といわれ、日本以外では世界で一番多い。三種類あるポ語月刊誌(年額二十五レアル)の総発行部数は毎号六十五万部にもなる。