2005年12月02日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】今年の年末商戦で小売店はデジタル電気製品の値下げを断行してマニアを引きつける作戦を打ち出している。小売価格を調査する専門機関によると、LG製四二インチのプラズマテレビは一万一二〇〇レアルとなり、昨年の二万一九〇〇レアルから四八・七一%の引き下げとなる。デジタルカメラは二〇%から三〇%の値引きとなり、品種も昨年の十五種類から一気に四十種類に増える。
ポンデアスーカルグループのエストラではこれにより昨年対比七〇%の売上増を見込んでいる。DVDプレイヤーは二一%の値下げで、カーザバイアでは今年十カ月間で百三十万台(昨年一年間では八十五万台)販売した実績をもとに年末でも拍車をかけると意気込んでいる。
スーパーのカレフールではデジタルカメラを大量に陣列するほか、来年のサッカーワールドカップを視野に入れてプラズマ液晶テレビを九〇〇〇レアルから七〇〇〇レアルに値下げしてセールを行うことを決定した。ウォールマートでは電化製品の無利子十二回分割払いを、エストラでは二月払いの先付小切手での販売を打ち出した。