2005年12月01日(木)
二十九日、下院本会議場を出た直後にジルセウ下議が白髪で白ヒゲの老人に杖で頭と肩を叩かれた。ドンキホーテの敵の魔法使い「フリストン」と叫びながら打ちつけたこの男(67)は、パラナ州の児童文学作家で、同下議を見てムカツキをこらえ切れなかったと警察に供述。同下議は「自分の無実に変わりはない」と冷静だった。
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二日間で息子二人を殺された母親―。サンパウロ市東部サポペマ区で二十八日未明、兄弟ゲンカで弟(22)が兄(25)の背中を三発撃ち、翌日夜には兄の友人が弟の頭を一発撃って殺害した。二人は同じ救急病院に運ばれ息絶えた。
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F1ドライバー(ウイリアムズ)のピゾーニア氏が二十八日夜、サンパウロ市南部シダーデ・ドゥトゥラ区でタクシーを降りたところを武装した二人組の男に襲われ、現金二〇〇〇ユーロやパスポート、ヘルメットまで奪われた。マナウスから友人宅に向かう途中の被害で、犯人らは車で逃亡。
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市警は二十九日、誘拐されたくなければ二〇万レアル払えと五月以降歌手のサンディを恐喝していた男(42)を逮捕。
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マルフ元サンパウロ市長やTV司会者のガブリエラさん、スポーツ・コメンターのオズマール・サントスさんなど百三十万人が産声を挙げたサンパウロ産院が一日、競売にかけられる。フレイ・カネッカ通りにある同産院は、資金不足で職員の給料遅配が十五カ月に及び、火の車であった。労裁は労働法で課された債務決済の担保として病院建物を差し押さえた。建物の評価額は四〇〇〇万レアル、指値は三〇〇〇万レアル。同産院の落成は一八九四年、百十年の歴史に幕を閉じた。