2005年12月01日(木)
日本の将棋のタイトル戦をブラジルに招くことに向けて一歩前進? 将棋の国際フォーラムが十月末に東京で開かれ、ブラジル将棋連盟(中田定和会長)が三人を送り込んだ。ブラジル代表団が非公式ながら、日本将棋連盟の米長邦雄会長にブラジルで対局を行ってほしいと要望したところ、前向きな姿勢を示したという。
第二十四回全伯将棋最強者戦大会が二十七日にサンパウロ市リベルダーデ区の同連盟会館があり、席上、代表の一人として訪日した中野秀敏さんが帰国報告した。
ブラジル将棋連盟の内部では、移民百周年に竜王戦の第一局を海外最大の日系人口を誇るサンパウロに招いたらどうか、という声が上がっている。それを踏まえて、ブラジル代表が非公式に連盟側に問い合わせをした。
米長会長は否定することなく、日本将棋連盟の渉外担当者に実施の是非を検討するよう伝えたという。これを受けて、ブラジル将棋連盟は日本側との連絡を緊密にとっていくことを確かめ合った。