2005年11月25日(金)
サンパウロ州市交通局は今月初めから、市内の路線バス車内への荷物持ち込み自粛を求めるキャンペーンを始めた。これから買物シーズンに入って車内が混み合い、乗客の通行を妨害するからだ。この時期、降りるはずのバス停で降りられずトラブルが続発する。車内持込荷物のほか、リュックやバックを背負うのも通行の妨害となることから注意を呼びかけている。しかし利用客はバスが唯一の交通手段だとし、車内に荷物置場を設置するよう求めている。そういえば市内バスには荷物の置棚がないが、盗みが多いために設置していないのか?
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電信庁の発表によると十月末の時点での携帯電話の保有率は人口の四四%に相当する八一二三万九〇〇〇人に達した。九月は四三・三七%、昨年十二月は三六・六三%だった。九月からは一・五%の増加だが、過去十二カ月間では二万一五七四人の新規回線加入となり、三六・一五%の増加となった。このうち八〇・九五%相当の六五七六万六〇〇〇台がプリペイド方式で、一九・五%相当の一五四七万三〇〇〇台が使用後払いとなっている。普及率のトップはブラジリアで、順にリオ・グランデ・ド・スル、リオ、マットグロッソの各州となっている。
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サンパウロ市内の富豪夫婦殺人事件の実行犯として罪を認め、三年間未決囚刑務所に拘留された後、先月仮釈放の身となり物議をかもしたクラヴィニョス兄弟が、釈放後自宅に直行していたことが判った。父親は報道陣の追跡をくらますために近郊に身を寄せたと嘘をついたと告白している。ジャルジン・アエロポルト区の自宅では帰宅を祝ってシュラスコが振舞われ、先週は市内の行きつけの場所を訪れたりして「自由」を満喫している。しかし報道陣がかぎつけ、自宅周辺は騒然となっている。