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東西南北

2005年11月23日(水)

 ルーラ政権が政権発足後今年十月までに、カルドーゾ政権八年間の総額一五〇〇万レアルを上回る二六〇〇万レアルの予算を農地占拠運動(MST)に交付していたことが土地CPI(議会調査委員会)で判明した。MSTは合法団体でないが、関連団体を経由して金が流れていたという。
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 伯政府は二十一日、WTOに申請していた米国の綿補助金に対する一〇億レアルに上る報復措置手続きを一時中断した。年内に米政府が補助金関連法の改正を予定しているため。数カ月前にも伯政府は報復の最大限引き伸ばしで米政府と合意している。
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 サンパウロ市市警組織犯罪捜査課は二十一日朝、十年以上も前からマンション強盗を働いていたバーロス容疑者(29)を逮捕。同容疑者は先月イジエノーポーリス区のマンションを襲っており、パカエンブ―の刑務所を今年七月に脱走していた。
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 サンパウロ市内のロジージオ(都心部車両乗り入れ規制)違反を取締るレーダーの夏時間開始日の設定に誤りがあり、十月九日から十四日まで約九千件の摘発ミスが発生。市は摘発を無効とし、罰金は返金される予定。ミスのあったカメラの位置は未公表。
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 ピニェイロス区ピニェイロス通りとモラット・コエーリョ通りの交差点付近の地下鉄工事現場で二十一日、地下に敷設してあったガス管を掘削機が切断、付近一帯にガスが漏れた。付近の住民や商店の店員などは一斉に避難し、通過中の車両は通行止めにされた。ガス管は二時間後、修復された。大きな音をたててガス管が切断されたのは午前八時。異臭でガス漏れに気づいたのは三時間後の午前十一時だった。