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真夏日和の行楽地=一足早い海水浴を満喫

2005年11月15日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】真夏を思わせる陽射しを浴びてサンパウロ州海岸地帯は行楽客でごった返した。十二日までのグズついた天候が一変して十三日には晴天になったことから、急遽海水浴を決めた向きも多く、アンシェタ・イミグランテス街道を始めとする海岸をつなぐ国道は渋滞になるほどの混雑ぶりだった。四日間の連休としたところが多いが、中には十三日に勤務する人もあるため、十三日に帰聖する車で帰路も混雑を見せた。
 観光スポットのイリャベラはフェリーの待ち時間が一時間以上と混雑したが、行楽客は炎暑と青空に満足げで、意に介せず順番待ちをしていた。サンセバスチャンでは海岸ベリのバールやレストランが満員となり、一足早いシーズンの到来に店主や商店筋では相好を崩していた。会場には無数のヨットが浮かびラッシュとなった、しかしサンパウロ市内の車の渋滞でのストレスはみられず急ぎの無い航海に身を せていた。
 いっぽうで海難事故も起きやすいので当局は注意を呼びかけている、ベルチオが海岸で十三日、釣りの名所のマルカトラゼスに向かう漁船が沈没し釣り者一人が死亡、一人が行方不明となった。残りの同船の四人は救助された。
 サンパウロ市内で行楽に行かずに居残った人々は一足早い年末用の買い物にいそしんだ。休業した商店も目立ったが、開店した店は満員の客となった。