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大耳小耳

2005年11月5日(土)

 アチバイア日伯文化体育協会会長、和歌山県人会長などをつとめ、今年八月に亡くなった地坂満夫さん(享年72)にこのほど、日本政府から旭日双光章が授与されることが決まった。
 一九五六年にコチア青年一次五回で渡伯。ヴァルゼングランデ・パウリスタで営農に従事した。六一年、アチバイア市タンケ区のコチア産組養鶏村に入植し、七〇年からバラを中心に花卉栽培を営み、七五年から九二年までコチア産組の評議員、理事などを歴任。九五年から三年間アチバイア文協の会長をつとめたほか、十二年にわたり和歌山県人会長として県人会の発展に貢献した。
 アチバイア文協会長時代には、文協と花卉生産者組合など地域団体の事務局に日本語学校を併設したアチバイア日伯文化センター建設に尽力。会長退任後も建設委員長として、九九年の開所まで携わった。
 県人会長在任中は九九年の創立四十五周年、昨年の五十周年など節目の行事にも取り組み、会の発展に貢献。こうした功績が認められ、今回の受章となった。申請にあたっては同文協のほか、県人会からも推薦が出された。
 遺族への勲章、勲記の伝達式は後日実施される。