2005年11月4日(金)
ブラジル鹿児島県人会(天達市雄会長)は十月三十日午前十時から同県人会会館で県人会創立九十二周年記念として、先駆者仏式法要・敬老会・慰安会を行った。
仏式法要は昨年、鹿児島県人先駆者の位牌を作り始まったもので、今年もタポン・ダ・セーラ在住の曹洞禅宗大畠天昇住職(87)により営まれた。
法要には天達会長を始め池上忍名誉会長、田畑稔前会長、徳留清、小森広元会長など百数十人が参列し先駆者を偲んだ。
式典は山下ジョージ副会長の司会で始まり、天達会長は「今日があるのは先駆者のおかげ、これからもこの催しを続けて行きたい」と語った。
池上名誉会長は、県人の心のよりどころとなっている県人会会館建設までの経緯を語り、「これからも先駆者への感謝の気持ちを忘れずにやっていただきたい」と述べた。
この後、ブラジル・ダイドウ商事(園田昭憲代表)が資金援助し、鹿児島県国際交流課と県人会の協力で実施されている語学研修制度でブラジルに滞在している大山桜子さんに研修終了証書が渡された。
また、園田農場で研修中の山下大介、木村豊さんが中間報告を行った。
高齢者表彰では百三十一人の名前が呼び挙げられ、シクラメンの鉢植えと記念品が渡された。小森元会長が謝辞を述べ、式典は終了。
慰安会では徳留元会長の音頭で乾杯の後、昼食会に移った。昼食を挟んでカラオケやビンゴが行われたほか、若人交流会の有村マリエ会長が参加者に抽選で賞品を渡すなど、訪れた人たちは一日を楽しんだ。