ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

2005年11月2日(水)

 最近、ブラジルでも電話詐欺が横行しているので要注意だ。先週金曜、サンパウロ市のある日系家庭に警察を名乗って電話があり、「おたくの息子が交通事故に巻き込まれて怪我している。息子の名前は? 書類と照合するから」という。教えると「お前の息子を誘拐するから一万レアル用意しろ!」と早変わり。「一千しかない」と答えると、「そんな貧乏人と話したくない」と怒られたとか。すぐに息子の会社に電話すると本人に「何いってんのママイ」とたしなめられた。怪しきは、まず確認を!
      ◎
 米倉さん一家五人が殺害された事件の実行犯とみられ、九月十日の事件後、行方をくらましていた容疑者の男が一日午後、サンパウロ市南部の貧民街で警察と撃ち合いを演じた後、被弾し死亡した。男は、強盗殺人の容疑で既に逮捕されている共犯の男と米倉さん一家を襲い、現金五千ドルを奪って逃走していた。
      ◎
 援協は今後約四万レアルを投じて、総合診療所のコンピューター・システム化を進める。仕事の一部を現在、手作業で行っているため手間がかかり、仕事の能率が上がらないと問題視されていた。患者などへの対応も、迅速化するのではないかと期待される。隣りの福祉部では文協ビルの非常口を開けるため、改修工事が続けられている。こちらは室数が増加する見込み。相談者の待ち時間が少なくなるかもしれない。