2005年10月27日(木)
PT同様、ヴァレーリオ氏から選挙資金の提供を受けたアゼレードPSDB党首は二十五日、自分への非難はPTへの注意を逸らすためと釈明しつつ、上院で辞意を表明した。臨時の後任はセーラサンパウロ市長。ヴィルジーリオ上院リーダーは議会調査委員会(CPI)に裏帳簿の調査を要請した。
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連邦最高裁は二十五日、ジルセウ下議の審議の際、郵便局CPIの入手した証拠を下院倫理審議会が使用するのを禁じる仮処分を出した。審議会自体が調査すべきというのがその理由。審議を禁じたわけでないが、二十七日に予定されていた審議会で同下議の議員権はく奪の表決は延期されることになる。
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マットス元連邦裁判事は二十五日、PT党員らがサントアンドレ元市長殺人事件の捜査を握りつぶすことを検討していた議論を録音したテープのコピー四十二本を連邦裁判所が持っているとビンゴCPIで証言。
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二十五日午後六時頃、サンパウロ市南部サント・アマーロ区のマージナルピニェイロスでトラックから牛九頭が脱走、道路上を走り回って車の走行を妨げ、渋滞を引き起こした。うち一頭は肉屋に押し入って棚などを壊し、客と従業員らを驚かせた。午後十一時時点で捕獲された牛は三頭のみ。
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サンパウロ美術館(Masp)の横に高さ一二五メートルの展望塔を建設する計画に対し、サンパウロ市の歴史・文化遺産保護審議会は二十五日、建設禁止の決定を下した。同美術館の建築物としての特長を損なうと判断。計画したのは携帯電話会社のVivoで、総工費一二〇〇万レアル、塔の頂上に同社のロゴを掲げるつもりだった。