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船舶の航行、次第に困難に=マナウス港に次々と係留=アマゾナス州

2005年10月26日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】過去五十年間で最悪の干ばつが続くアマゾン地方で、河川の水位の低下により貨物船などの航行が次第に困難になってきている。
 アマゾナス州都マナウス市では、喫水線が九メートルの貨物船がアマゾナス川の二つの要所、パッサージェン・ド・タボカル(同市から四四キロ)とイーリャ・ダス・オンサス(七〇キロ)を通過できなくなり、今後約三週間以内に少なくとも五隻がマナウス港に係留される見通し。大型貨物船は週平均十二隻が係留されるという。
 パラー州モンテ・アレグレ市でもタパジョス川が干上がり、多数の船舶が川底の上に船体をさらした。また同州南西部の十二市では飲料水が不足、場所によっては飲料水の確保に住民らが十五キロ歩かなければならないという事態で、下痢や感染症などの発生が懸念されている。