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第9回パウリスタ歯科技工士会議=6千人以上が来場=講演や展示盛りだくさん=国際的な知名度上昇

健康広場

2005年10月19日(水)

 サンパウロ州歯科技工士協会(=APDESP、ロベルト・セイエイ・キヤン会長)主催の第九回サンパウ歯科技工士会議が十二日から十四日まで、サンパウロ市レオポルジーナ区のITM展示場で開かれた。期間中、歯科技工士を始め、口腔外科医、学生、大学教授、医療機器業者など六千人以上が来場。南米諸国や欧州から招かれた専門家の講演に耳を傾けたり、メーカーの最新技術を目にするなどした。

 「過去の会議の成功で、今日、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイなど南米諸国だけでなく欧州、北米、日本から参加があります。毎回、APDESPはみなさんの期待に応えるよう努力しています。今年は六千人以上が来場する見込みで、我々の進む方向に間違いはありません」。
 上間憲実行委員長(44、沖縄県出身)は会議の規模拡大を誇らしく語った。十一日夜の開会式には、ジェラルド・アウキミン・サンパウロ州知事、ジョゼ・セーラ・サンパウロ市長も出席した。
 イベントの大きな魅力の一つは、学術交流だった。九つの講堂を使用。三日間にわたり、計二百時間以上の講義が組まれた。ドイツ、スイス、ヴェネズエラ、ボリビアといった外国からも講師を招き、開演前には列が出来ていた。
 テーマは樹脂、溶接、移植、歯列矯正など。講演のほか、実演形式のワークショップも計画され、受講者は学術知識を再認識する大きな機会になったようだ。このほか、ラボラトリオの管理、健康業界のマーケティング、労働における生活の質など盛りだくさんのテーマが取り上げられた。
 展示場のコーナーでは、国内外から七十四社が出展。デモンストレーションや説明会を行って、義歯や機器など自社製品を売り込んだ。
 玉城ユミコさん(沖縄県出身)は「パウリスタという名前がついているけど、国際的なイベント。外国からも著名な先生が来られ、新しい製品が展示されています」と話していた。 
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 サンパウロ州歯科技工士協会(APDESP)は学術・社会・商業イベントの実現を通じて、一九七六年に創立された。歯科技工士、大学、学生、業界企業の統合を促進している。
 当初は財政難で事務所を転々としていた。篤志家などの協力もあり、九〇年代に入って規模の大きなイベントを企画できるようになった。
 九五年の第四回パウリスタ歯科技工士会議には、二百五十時間にわたる講義や講演が組まれたほか、最新型の資材や装置が紹介された。ブラジルや南米諸国から三千五百人以上の参加があり、同会議の組織をしっかり固めることになった。
 APDESPは現在、ブリガデイロ・ルイス・アントニオ通り2050番十三階に本部を構えている。十五の部署を持ち快適な空間をつくることによって、会員や来訪者の応対に改善を尽くしている。
 問い合わせ電話番号=11・3287・1933。

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