2005年10月19日(水)
【ピラール・ド・スール】聖南西地区の日本語学校の教師・文協役員の集まりである聖南西教育研究会の第百三十五回定例会が一日、ピラール・ド・スール文化体育協会(以下、ピラールと略)の会館で行われ、同時に運動場では「聖南西青空スポーツ教室」も開かれた。
これはスポーツを通して他校の生徒と交流を図る目的で〇二年に始まったもので、この日は五校から四十二人の生徒が集まった。生徒たちの多くはこの日をとても楽しみにしていた様子。早朝に各町を出発した生徒たちは会館に到着後、すぐにサッカーなどで遊び、開始前からすでに活発に交流を図っていた。
朝九時半過ぎに、運動場でスポーツ教室が開始された。ピラール日本語学校とイビウーナ日本語学校の体育の教師達がほとんど日本語を用いて行い、終始笑いのある和やかな雰囲気で行われた。
生徒紹介に続いて、鬼ごっこや声を出さないで誕生日順に並ばせるゲームなどを行い、体や心をほぐした。昼食は会館でピラール日本語学校の母の会が用意した昼食を食べ、食べ終わるとサッカーやバドミントンやバレーボールなどをしたり、新しい友達と話したりして交流を深めていた。
午後からはキックベースのチーム対抗試合開始。初めての生徒もみな午前の練習でルールを理解しており、白熱した試合を繰り広げた。勝利を目指して一生懸命やるだけでなく、敵味方みんなでキックベースを楽しんでいた。
この日最後のプログラムはゴルフ大会。普通のゴルフではなく、フリスビーやサッカーボールやゲートボールのスティックとボールを使ったゴルフのような競技である。朝からずっと運動しているにも関わらず疲れた様子も見せず、スーパープレーやミスなどそのプレーに、喜びの声やため息などを上げ、最後までみんな元気に楽しんでいる姿が見られた。
終りに、先生から「今ここにいるほとんどの生徒が十二月の林間学校に参加するので、その時にもっと仲良くなってください」と挨拶があり、午後四時過ぎ青空スポーツ教室は終了した。生徒からは「とても楽しかった」「他の学校の友達ができた」という声が聞かれた。