2005年10月14日(金)
セレソンが南米一位で本大会出場――。サッカーブラジル代表は十二日、ベレン市内のマンゲイロン競技場で予選最終節となるベネズエラ戦を行い、ロナウドらのゴールで三対一と快勝した。これまで首位だったアルゼンチンがウルグアイに敗れたため、勝ち点こそ並ぶものの得失点差でアルゼンチンを上回り、南米首位でドイツへ乗りこむ。
前節のボリビア戦とは異なり、レギュラー全員が勢ぞろいしたブラジルは、開始から相手を圧倒。前半二十八分にアドリアーノが先制点を挙げると、後半にもここのところセレソンでの不調が続いていたロナウドが一年ぶりのゴールを奪い、二対〇。さらにはロベルト・カルロスがFKを直接蹴りこみ、ベネズエラを突き放した。
初の予選参加となるロナウドは今予選十得点めで、南米予選の得点王に輝いた。ウルグアイに敗れたアルゼンチンと同様、勝ち点では三十四で並んだが、ブラジルの得失点差は十八、アルゼンチンが十三となったためブラジルが南米一位を確定した。