ブラジル国内ニュース(アーカイブ)

バッテパッポ

2005年10月14日(金)

 日増しに激しくなるヴィンテ・エ・トレイス・デ・マイオ大通り(五月二十三日大通り)のラッシュ地獄による渋滞に不平不満が高まっているのを受けて、サンパウロ市交通局は一部の区間で車線を一本増やすことになった。この区間はコンゴーニャス空港から都心に向かうエウクリデス・フィゲレド陸橋(デトラン前)からペドローゾ陸橋までで、従来の幅三・五メートルの四車線を二・六五メートルの四車線と三・二メートルのバス専用一車線の計五車線とするもので、十五日に変更する。これにより、これまでの交通量の二〇%増、一時間千四百台に通行量アップとなる。また車線の間隔が狭くなりオートバイのジグザグ運転ができなくなることで事故防止にも繋がると見ている。オートバイ事故(車との接触)は五月のみで三十五件を記録した。
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 INSS(社会保障院)の年金受給者の再登録(レカダストラメント)が十一月から実施されるが、受付業務は全て銀行の窓口に受給者が出向くことが義務づけられる。指定の銀行と日時は十一月の年金支払い明細書に付記される。これにともないニセ係員が家庭を訪問し、手続き代行と偽って関連書類や暗証番号を持ち出し、年金を奪う手口が横行することが予想され、注意を呼びかけている。全国銀行連盟でも銀行員を家庭訪問させることは絶対にあり得ないとして、もし銀行員と名乗って現われたら直ちに警察に通報するよう警告している。
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 カメラ付き携帯電話が流行しているが、やたらに撮りまくると災難にあうことがある。麻薬取締り違反で逮捕された一味は、物珍しさから撮影した写真が証拠物件となり重罪が適用されるという墓穴を掘ってしまった。サンパウロ市内でも有数の犯罪地区のカッポン・レドンド区警察は密告をもとに麻薬不法所持で三人を逮捕した。その折押収した携帯電話で多数が麻薬を使用して乱痴気パーティーを催している写真が発見された。これにより三人は麻薬不法売買の重罪で起訴される破目となった。写真の中の参加者も警察の追及を受ける。

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