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大耳小耳

2005年10月12日(水)

 十月十六日午前〇時(夜中)から、北部、東北部を除いた十州とブラジリアで夏時間が適用される。時計の針を一時間早める。十六日の朝起きてからでは遅い。寝る前に進めておこう。夏時間は来年二月十九日午前〇時まで。その間は日本との時差は十一時間。ブラジルの朝六時は日本の午後五時。ブラジルでは一九三一年に採用された。
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 JICAの日系日本語教師研修、基礎Ⅰコースの期間は半年間だ。最初の一カ月間はブラジルで行う方向で検討が進められている。中元司郎海外日系人協会専門嘱託が今月末に来伯、最終的な調整を行う。訪日前に受講者の日本語能力を合わせるのが大きな目的だ。教師の世代交代が、その背景にある。今年の全伯合同研修会でとったアンケート(回答数百人)では一世の割合が四三%、二世が三八%だった。両者が逆転する日は近い?
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 愛知県人会は先ごろ、六十人からなる母県訪問団を結成して愛知万博を見学した。アルゼンチンからも十人が参加したので、南米から計七十人が訪れた。訪日に当たって県庁が一部助成し、神田真秋知事との懇談もあった。同県人会の関心は、二〇〇八年の創立五十周年記念式典。同知事は協力要請に対して、前向きな姿勢を示したという。移民百周年と重なる年なので、盛大に祝いたいそうだ。