三日に行われた上原幸啓文協会長の帰国記者会見。開口一番、「目的は表敬訪問。詳細は何も話して来ませんでした」との発言には面食らった。
二年前の訪日も、謙遜を吐き違えたか「私は一期で辞めます」と方々で明言、日系社会代表の認識、百周年協力依頼の素地作りとはかけ離れたものだったようだ。
百周年記念祭典協会の柳沼啓太郎総務委員長は予算捻出について、「〇八年は日伯友好年と共同声明文書で定められている」と強調。両政府が主に負担すべきものとの考えを示し、十一月の「二十一世紀協議会」の会議開催までに具体案を練る予定だそう。
「衆院選で延期になったが、本来通り八月に行われていたら何を提案していたのか」との記者の問いに返事はなかった。
「用事がありますので」と席を立った会長に続き、記者も早々に引き上げた。 (剛)
05/10/07