2005年10月6日(木)
正規従業員二千九百五十万人のほぼ三人に一人(六四・二%)が最低賃金の三倍以下の月給を受け取っていることが、社会工業サービス(Sesi)の二〇〇三年の調査で判明した。三十代でサービス業に従事する男性に多い正規従業員は〇一年に比べて増加したが、平均所得は減少。正規従業員の四三・四%は高校を卒業していない。
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社会保障省は年金受給者を対象にした金融機関の融資について、ルールを一部変更した。融資期間は最大三十六カ月、電話での契約は禁止、銀行による返済金の口座引き落としが可能など。債務者の負担を減らし詐欺事件を防ぐのが目的。
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十二階建てビルに密輸品や偽造品などを扱う百八十店舗が入居、一日平均二万人が訪れるガレリーア・パジェー(サンパウロ市中央区)で四日午後、市警を装った男が偽札の押収に来たとおもちゃ屋から三五〇〇レアルあまりを持ち出した。ビルを出ようとしたところを警備員らに囲まれた男は銃を発砲、警備員二人と買い物客の女性二人(58)が撃たれてけがをした。その後通りに逃げた男は警官らに逮捕。警察は警備員も銃で応戦しなかったか捜査している。
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サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区で四日未明に薬局強盗を働いた少年三人(16、17、11)が現行犯逮捕された。三人が同薬局を襲ったのは今回で五度目。
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メキシコ国境を越えて米国への不法入国を試みて失敗、拘束されたブラジル人は過去一年間で三万千七十人に上り、過去五年間の合計を突破した。一日平均八十五人が拘束された計算。不法入国の急増はメキシコとブラジルのビザ免除協定の廃止につながった。