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秋田県人会=創立45周年式典22日に=寺田県知事ら慶祝団迎え

2005年10月6日(木)

 ブラジル秋田県人会(石川準二会長)の創立四十五周年記念式典が、二十二日(土)午前十時からブラジル日本文化協会大講堂で開催される。母県からは寺田典城県知事をはじめ、辻久男県議会議長および慶祝訪問団を迎える。
 午後からは記念祝賀会を行い、サンバや太鼓などの演奏が披露される予定。午後七時からは県人会館で招待宴を開催する。
 当日は、あきた南米交流会から寄贈された軸装、計二十五点が文協展示室で公開される。すべて県内作家の手によるもので水墨画や切り絵、日本画を描き、会員の石黒久司さんが古里・秋田を題材とした短歌や俳句を書道でしたためた。これらの作品は秋田市内でも展示された。
 そのほか、移民としてブラジルに渡った秋田県人、マラリア研究だけでなく医師としても高名だった高岡専太郎、第一回移民の通訳五人組の一人だった仁平高ら八人の功労者のパネル展示も行う。
 翌日二十三日は午前十時からイビラプエラ公園の日本館を訪れ、慰霊法要をする。午後からは高岡専太郎の息子、康二郎を中心に建設された高級住宅街「アルファ・ビーレ」を見学する。
 石川会長は「近年、コロニアの衰退に伴い、日本から県知事が来る回数が減ってきた。しかし、今回大勢の関係者が訪伯してくれるので嬉しい。私どももしっかりとお迎えたい」と話した。
 二十四日には同パラグアイ秋田県人会創立三十周年記念式典に出席する予定。