2005年10月1日(土)
アレンカール副大統領は二十九日、自由党(PL)からユニバーサル教会が設立した政党、革新市民党(PMR=仮称)へ移籍した。離党理由はPLが裏金で汚染されたことと、PMRの強い要望があったこと。移籍の動機に二〇〇六年の大統領選立候補が噂されているが、本人は否定した。立候補は有権者の支援次第で、牛の鼻先に荷車をくくらないという。PMRは近くPR(共和党)へ改称する。
◎
サンパウロ市南部パレリェイロス区の公立学校の教室で二十九日朝、始業前に十五歳の少年が首を撃たれ、病院に運ばれたが銃弾を取り出せず死線をさまよっている。事件直後に十六歳の少年二人が逃走。警察は二人がふざけて少年驚かそうとした時に暴発したとみている。被害者は真面目でおとなしい少年で、二人は普段から教室で麻薬を使用していたという。
◎
違法診療所で中絶手術を受けたとみられる十四歳の少女が二十九日、サンパウロ州サン・ヴィセンテ市の病院に運ばれた後、出血多量で死亡した。少女は友人(22)に診療所へ連れて行かれ、二〇〇レアルを払って六十二歳の人物と娘の手術を受けた。少女の母親は妊娠を知っていたが、中絶するとは思いもよらなかったと警察に話した。
◎
セーラサンパウロ市長は二十九日、サンパウロ市内でのサービス業務に対するノッタ・フィスカル(NF=伝票)を発行すると、不動産税(IPTU)から五〇%以下の割引を行うという市条例を市議会へ上程した。NFに記載されるサービス税(ISS)から個人は三〇%、法人は一〇%が累積される。十月三十一日時点の累積額がIPTUから差し引かれる。現行の紙製のNFは廃止され、サイト上でのNF発行になる。