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灯篭2千基、花火も=夜の川面彩る光楽しんで=レジストロ

2005年9月30日(金)

 夜の川面を彩る光のページェント――。毎年恒例の「レジストロ灯篭流し」が今年五十一回目を迎え、十一月二日午後七時から、リベイラ河畔(Rua Miguel Aby―Azar・ベイラ・リオ広場)で行われる。レジストロ日伯文化協会、レジストロ市、ブラジル日蓮宗、レジストロ・ベースボールクラブ四団体の共催。
 地元日系の催しとしては最大規模。昨年は一万人以上を集客、今年は更なる来場者が予想されている。
 午前九時から、国道116号線の交通事故犠牲者の追悼法要。午後五時半にリベイラ川のお清めが始まり、六時から合同追悼法要、七時から灯篭流しが予定されている。
 前日午後八時からは前夜祭が行われ、二日間を通じてレジストロ文協和太鼓や盆踊り、YOSAKOIソーランなど各種催しも楽しめる。
 午後十時半に予定されている打ち上げ花火は約二十分を予定。水面に映る花火と灯ろうの共演が楽しめるように、今回初めて船上からの打ち上げを行う。
 山村敏明文協元会長は、灯ろう流しに近年、非日系人の参加が多く見られることについて、「地元ラジオなどで説明しているため、意味を理解したうえで参加している」と日本文化の浸透ぶりを話す。
 灯ろうは約三週間をかけ、地元の木工所や身体障害者訓練施設「APAE」、貧困救済施設「AME」の協力で作られている。昨年の千六百五十基より多い二千基を準備する。
 イグアッペ、セッテ・バラス、ジュキア、イタリリ、ペドロ・デ・トレド、ミラカツ、カジャチなど近隣都市の文協で構成されるヴァーレ・ド・リベイラ日系団体連合会も今回初めて屋台を出店する。
 灯ろうの価格は一基五レアル。レジストロ日伯文化協会で販売されているが、当日も会場でも購入できる。詳しくはレジストロ文協(電話=13・3822・2865)まで。