2005年9月28日(水)
日系三世の演歌歌手、南かなこ(24)が二十六日、日本全国五十カ所を巡るキャラバンカーツアーを完了させた。東京と出身地サンパウロ間を超えた約二万千三百キロを走破し、全国の祭りやイベントを回りながら最新曲「かなこの浜っ娘ソーラン」を宣伝した。事務所の先輩、小林幸子(51)も「〃娘〃をよろしくお願いします」とバックアップしているとか。次の目標は「ブラジルで凱旋コンサートを開きたい」と嬉しい一言。
◎
連載中の宮城調智さんの自分史にも書かれているように、戦時中、沖縄戦では民間人に対して日本軍兵士より米兵の方がずっと親身だったという事実がある。今度、沖縄県は沖縄避難民救出と戦後復興に貢献した米国籍の日系二世通訳兵や語学兵に対して、知事の名で感謝の言葉を伝えたいと、所在確認に乗り出した。彼らの活動がなければ、命を長らえることができなかった県民が多数いた。しかし,生存しているとしても、六十年を経て八十歳代以上。確認は困難のようだ。
◎
毎月一回の援協理事会。各事業所の実績などが担当者から報告される。最近会議のあり方について、理事から意見が出ているらしい。「現場の声があまり反映されていない。本当に大切なことが上がってきていないのでは」と言う人も。仕事の合間などを縫って参加しているので、時間を有効に使いたいという。確かに寄付者のリストや収支状況などは、予め報告書をみていれば分かるけど……。