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ブラジルの鉄道に本格参入=三井物産が合弁会社設立

 【共同】三井物産は7日、ブラジルの建設・インフラ運営大手オデブレヒトと合弁会社を設立して、同国主要都市での鉄道事業に本格的に参入すると発表した。三井物産は、鉄道建設や車両・信号システム調達などのノウハウを提供する。
 三井物産は、子会社を通じて合弁会社に約5億レアル(約225億円)を出資し、株式の40%を取得する。
 合弁会社は、既に開業しているリオデジャネイロ州の鉄道のほか、来年以降に順次開業するサンパウロ地下鉄6号線や、リオデジャネイロの路面電車などの建設・整備を進める。2020年までの総開発費用は169億レアル(約7500億円)になる見通し。
 三井物産は07年にサンパウロの地下鉄4号線の事業に出資したほか、14年にはブラジルでの一般貨物の輸送事業にも参入している。