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宣伝ポスターに市長激怒=「セックスツアー奨励けしからん」=サンパウロ市

2005年9月22日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】ナイトクラブ(ボアッテ)のセクシーな屋外宣伝ポスターがセーラサンパウロ市長の逆鱗にふれ、即刻取り外される羽目となった。サンパウロ市内インテルラーゴ通りで二十日朝に通りかかった市長が目に留めて激怒したもの。
 ナイトクラブはサンパウロ市内でも知名度の高い二店とサンベルナルド市の一店。二十四日にインテルラーゴ・サーキットで開催されるサンパウロF1の関係者や海外からの観戦客を狙った宣伝で、ロマンザ店は女性がパイロットの前でさながらオラル・セックスのポーズをとり来店を呼びかけている。カフェ・ミレニアム店はレースカーの前にセミヌードの女性を置いている。セーラ市長は「セックスツアーを奨励しているようで、サンパウロ市のクリーンなイメージを損ねる」として環境浄化違反で取り外しを命じた。
 これを受けて市当局は両店で手入れを行い(サンベルナルド市の店はサンパウロ市条例が適用されないため手入れはなかった)、書類や防火機器の不備で一〇八九レアルの罰金を科すとともに、整備するまで営業停止処分とした。またポスターを作成した宣伝会社にも手入れを行い、同条例違反で営業停止を検討している。