2005年9月15日(木)
サンパウロ蘭協会(森本みどりルシア会長)主催の第七十三回蘭展が、十六日から十八日までブラジル日本文化協会の貴賓室で開催される。毎回三万人以上が訪れる南米最大の蘭展であり、約六百種、約千三百点が展示される予定だ。
「今回出展されるミルトニアは、これから生産者が増えそうな話題の種類です」と森本会長はすすめる。「匂いのある蘭も今年は評判になっています」とも。今回出されるミルトニアのロエスリーは「花は目立たないが、頭が痛くなるぐらい甘い薫りがします」という。
できだけ珍しい蘭を展示する方針で、遠くはブラジリア、パラナ、南大河州、リオなどからも出品者が集まる。「これだけ多種類が、ひろい地域から集まる蘭展は南米でも他にありません」と森本会長は胸をはる。同時に、大サロンでは恒例の生産者による販売も盛大に行われる。
まだ生産者が少なく、コレクターの垂涎の的パフィオも展示、販売される。松平悦子第二副会長は「あれの原種の良さが分かったらなかなやめられないよね。地味だけどあきがこない」と絶賛する。
午前九時から午後七時まで。初心者向けの無料栽培講習会(ポ語)が午前十時、午後二時、午後四時の三回ある。