2005年9月6日(火)
衆議院議員選挙のブラジルでの在外投票が終わった。八公館で投票した人は二千七百九十六人。選挙人登録者の五人に一人が公館に足を運んだ勘定。一番熱心に投票したのは、ポルトアレグレ総領事館管内の人たち、四九・八%。総領事館の閉鎖が決まっており「閉鎖しないで下さい」の陳情が終わっているにもかかわらず、である。ちなみに、最後までブラジルに残りそうなサンパウロ総領事館では一七・八%。
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パラナ州からクリチバ、パラナグァなど各市の市長と市議会の議長や企業家など二十四人で構成される「訪日経済使節団」が八日、日本へ向かう。兵庫県内で姉妹提携を結ぶ各都市の商工会議所などと経済や金融について話す絆を深める「パラナ友好ミッション」と団長の上野アントニオ元下議は説明する。なんと今年で三十三回目。一行は訪日後、香港、上海、北京、バンコクなどのアジア主要都市を訪問する。
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今選挙の公館投票。解散から公示までが短かったこともあり、投票の意思はあっても登録が間に合わなかった人もいたようだ。レシフェ総領事館でも十数人の「駆け込み登録」希望者があったという。その一方、同館では飛行機で投票に訪れた人も数人いたとか。別な用事のついでだったかも知れないが、豪気な話だ。