2005年9月3日(土)
【既報関連】サンパウロ市議会は、去る八月二十二日午後七時、日本から訪伯していた古武道の達人、神之田常盛さん(77、日本杖道会会長、神道夢想流杖道免許皆伝)とそのブラジルでの弟子岸川ジョージ二天武道研究所主宰に対し、顕彰プラッカを贈った。市議会はまた、「四月二十四日」をサンパウロ市の「サムライの日」と制定する旨、決議を行った。同日は、岸川主宰の誕生日である。一連の行事、決議はウイリアン・ウー市議の発議による。
神之田さん、岸川さんへのオメナージェンは、「古武道のブラジルへの導入、普及」の功績によるもの。神之田さんの訪伯は、今回、〇二年についで二回目。五州の二天道場を巡回して指導した。
顕彰儀式には、日本から神之田さんと同行してきた大里耕平さん、山口満さん、西村輝夫さん、真野英明さん、また岸川さんの功績を知る豊田ルミさん(エチケット研究家)、上原幸啓さん(文協会長)、林宗慶さん(ブラジル裏千家センター代表)、ブエノスアイレスはじめ全伯の二天武道研究所道場の代表らが出席した。神之田さんは、儀式後、十手、杖術、縄術、鎖鎌術の神髄を披露。その後今回の最後の指導地ベロオリゾンテに向かった。
一日午後、ブラジル人の古武道実践者たちに「人格形成に役立つ。継続していけばよい」とメッセージを残し、帰国した。