海外最大の票田、サンパウロの日本総領事館でも、きょうから四日間、衆議院議員選挙の在外投票が行われる。選挙人の登録は、前回の参議院議員選挙のときより増えているそうだ。投票率が上がればいいと思う。
日本でも久々に「選挙に行く」人が増えている。世論調査でわかった。自由民主党の小泉総裁は公明党票を合わせ、民主党の岡田代表は単独で、それぞれ過半数をとれなかったら「辞める」と断言している。緊迫感がある。
海外日系人が選挙権を獲得したのは、移民についていえば、高齢化してからだ。死んだ子の年を数えるようだが、戦後移民がじゃんじゃん来ていたころ、選挙権があったら「在外選挙の様相」は違ったものになっていただろう。六〇年代の終わりごろだったら、戦前、戦後移民合わせて、十万人は投票所で行ったのではないか。(神)
05/8/31