2005年8月24日(水)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十三日】ブラジルの政治危機に國際金融筋が、過重債務問題を抱えるブラジルにとって自殺行為であると憂慮している。ラテンアメリカ輸出銀行の総会に出席したコロンビア大学のスチグリッツ教授が二十二日、外資筋の見解をこのように述べた。
世界のグローバル化の中で、一国だけの勝手な行動は孤立化を招くと述べた。國際金融筋や欧米の資本家は、官民合資計画への参加でブラジルのインフラ整備を重視している。そんな矢先、政治危機は早晩解決して欲しいと願っている。
國際金融筋は、政治危機のシナリオを、おおよそ見通している。ブラジルの国造りは、グロバリゼーションの中で考えて欲しいと同教授は訴えた。ブラジル人が意識するよりも熱い目で、_國際金融筋はブラジルを見守っているという。
すでに欧米の資本家が大挙ブラジル入りをし、ブラジルのアウトライン作りで待機している。イスラエル政府によるガザ入植地の強制撤去で、世界情勢は激動を始めた。ブラジルもグローバルの歯車の一つという自覚が必要という。