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市営市場で火災発生=歴史的建築物の半分焼ける=Sカタリーナ州

2005年8月23日(火)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】サンタ・カタリーナ州フロリアノポリス市の市営市場で十九日、火災が発生し市場の右側部分が全焼した。幸いケガ人は出なかった。消防と警察は被害状況を調査している。
 火災は午前八時ごろ、地上一階の軽食店の台所から出火、またたく間に火が回り、花火店の製品に引火して勢いを増し、店頭の洋服や皮革製品に燃え移り、最後は市場の木造屋根を焼き尽した。出火直後に消防隊が駈けつけたが、火の回りが速く、約一時間半後にようやく鎮火した。
 焼け出された商店主は防災設備もほとんどなく逃げるのに精一杯だったとして、市場の営業は当分再開の目途が立たないことから、三百人の従業員は失業が必至だとしている。同州では再建に向けて緊急予算を計上した。同市場は同市のエルシリオ・ルイス橋(大陸と同市を結ぶ)と並び、歴史的建築物として観光スポットになっており、絵葉書にも登場している。